社団法人 福井県薬剤師会 FUKUI PHARMACEUTICAL ASSOCIATION

福井県薬剤師会は、県民の健康と福利増進のために働く薬剤師の職能団体です。



お薬Q&A > 2009年 > その他

カプセルくん

お薬Q&A > 2009年 > その他

Q 新型インフルエンザ(H1N1)国内感染が現実のものになりました。今までのところ抗インフルエンザ薬は効果がありますし、抗インフルエンザ薬を飲まなくても軽快している症例もすくなくありません。大半の発病者は重症になりませんが、一部のハイリスク者(高齢者、基礎疾患のある人、妊婦や乳幼児などかかると重症化する恐れのある人)では注意が必要です。個人個人が拡大させないことを意識するために、次のことに心がけましょう。
ヤクタイくん A 予防
インフルエンザは、咳やくしゃみにより飛びちったウイルスを吸い込んだり接触したりすることで感染しますので、以下のことを心がけましょう。
・手洗い、うがいを心がけましょう。特にくしゃみをした後は忘れずに石鹸で手を洗います。アルコールによる消毒も有効です。
・ウイルスが侵入するのを防ぐため、目、鼻、口に手で触れないようにしましょう。
・くしゃみや咳をするときは、口と鼻をティッシュで覆いましょう。使用したティッシュはただちにゴミ箱に捨てます。
・症状があるときは出歩かないようにしましょう。

マスクについて
マスクはフィルターの部分で、ウイルスの飛沫等が捕捉されることが期待されます。しかし吸い込む空気のすべてがマスクのフィルターを通して吸い込まれるわけではなく、顔とマスクの間からフィルターを通過していない空気が多く流入します。マスクを使用する際には、なるべく顔に密着させるなど、以下のことに気をつけましょう。
・咳・くしゃみなどの症状がある人は、咳・くしゃみによる飛沫の飛散を防ぐために、不織布製のマスクを着用しましょう。
・病気の人を看護したり、濃厚に接触する場合にはマスクを着用しましょう。その後はただちに使い捨て、しっかりと手洗いをしましょう。
・マスクは不織布製のものがいいでしょう。ガーゼマスクを咳エチケットとして使用することは可能ですが、フィルターの性能を考えると不織布製のものがない場合に使用を検討します。
・ウイルスを含んだ飛沫はマスクによってある程度は捕捉されますが、完全に吸い込まないようにすることはできません。症状のある人に近づかない、人ごみの多い場所に行かない、手指を清潔に保つ、といった予防策がまず第一です。
・マスクを着用する時は、鼻と口をしっかり覆い、ひも/ゴムでしっかり固定し、顔にしっかりフィットさせます。使用後はマスク表面に触れないようにひも/ゴムをはずし、蓋のついたゴミ箱に廃棄します。マスクを廃棄した後は、すぐに石鹸等で手を洗います。

咳エチケット
症状のある人が、咳・くしゃみによる飛沫の飛散を防ぐために、以下のことを守りましょう。
・咳やくしゃみをするときは、ティッシュなどで口と鼻をおおい、顔を人からそむけ、1m以上離れましょう。
・鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐに蓋つきのゴミ箱にすてましょう。
・熱や咳、くしゃみといった症状のある人は、人に移さないために、マスクを着用しましょう。
・ティッシュがないときは、肘のくぼみで口と鼻を覆い、できるだけ飛沫が飛び散らないようにしましょう。
・手のひらで口を覆ったばあいは、すぐに石鹸で手をあらいましょう。手に付着したウイルスが、手で触ったところに移り、広まる可能性があります。

治療薬について
現在、インフルエンザの治療薬について国が推奨しているのはタミフルとリレンザで、新型インフルエンザにも効果があるといわれています。
いずれも、医師の診察の元でのみ処方される薬ですので、一般には買うことは出来ません。
抗インフルエンザ薬の使用により症状を軽くし、解熱までの時間が短縮されます。薬剤の使用は発症後できるだけ早くに、特に2日以内に開始することで発熱している時間が短縮されます。
小児・未成年者に使用される場合は、異常行動が発現するとの報告もあるため、少なくとも2日間は、患者が一人にならないよう配慮することが必要です。


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