社団法人 福井県薬剤師会 FUKUI PHARMACEUTICAL ASSOCIATION

福井県薬剤師会は、県民の健康と福利増進のために働く薬剤師の職能団体です。



お薬Q&A > 2008年 > 体の悩み

カプセルくん

お薬Q&A > 2008年 > 体の悩み

Q 食欲が減退しており食事をしても味気なく何も食べていないのに金属のような味がするときがあります。食欲のわく薬はあるのでしょうか?
ヤクタイくん A まず、「食欲が減退しているから何とか食べなければ」という固定観念を捨てましょう。今の日本で、普通に食生活をしてきた健康な大人の方であれば、水分さえ十分に取っていれば、2〜3日食事をしなくても死ぬようなことはまずありません。弱っている胃腸を休ませた方が、回復が早い場合もありますし、病的なものがなければ、いやでも食欲は回復してきます。風邪等の消耗性疾患の時も同じです。ただ食欲が少し出てきたからと言って、いきなりステーキと言うのは元の木阿弥となりそうですから、赤ちゃんの離乳食の発想が必要だと思います。赤ちゃんとの違いは、歯が生えているので、吸収のよい物ばかりではなく、ゆっくり噛まなければいけないようなものも加えると良いと思います。よく噛むことが胃腸の働きを活性化しますから。
その上で食欲がわく薬と言いますと、一般的には、せんぶり、おうれんに代表されるような「苦い薬」があります。ともに大野の特産品でしたが、今では安い輸入品に押されたり、収穫する人がいなくなったりで、大野産の商品は市場にはほとんど出なくなっています。
生薬ばかりではなく西洋薬もありますが、一般的な市販の胃腸薬は、食べ過ぎた時の消化剤や、胸やけに良い制酸剤が中心の処方になっていますから、このような胃薬を飲んでも、あまり食欲はわかないと思います。また、味がしないことの原因のひとつに、ミネラルの不足も考えられます。生薬の場合、服用量が問題になりますので、薬選びも含めてお近くのかかりつけの薬剤師さんにご相談されることが良い解決法だと思います。

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