社団法人 福井県薬剤師会 FUKUI PHARMACEUTICAL ASSOCIATION

福井県薬剤師会は、県民の健康と福利増進のために働く薬剤師の職能団体です。



お薬Q&A > 2009年 > 喫煙

カプセルくん

お薬Q&A > 2009年 > 喫煙

Q 低用量ピルを医師に処方してもらうとき、煙草は吸いませんね?と聞かれました。煙草を吸うと何か問題があるのですか?また他にも煙草と相性が悪い薬はありますか?
ヤクタイくん A ピルを服用している期間中に煙草を吸ったからといって、すぐに副作用がおきるわけではありません。しかしピルを飲みながら煙草を吸い続けていると心筋梗塞などの心臓や血管の病気が起きる確率が非常に高くなることがわかっています。特に35歳以上の方で、1日15本以上煙草を吸われる方は非常に危険なので、ピルを服用することが禁止されています。
これはピルを飲まない場合でも喫煙や加齢は血栓症の危険因子ですが、ピルを飲みながら喫煙を継続することでそのリスクが急激に増えるためです。
どのくらい危険かというと、例えば心筋梗塞のリスクつまり心筋梗塞のなりやすさは、喫煙していない人がピルを飲んでも特に増えることはありませんが、大量喫煙者ではそのリスクが約10倍に増えるという報告がなされています。心筋梗塞だけでなく、脳卒中についても煙草を吸わない女性に比べて喫煙女性ではリスクが数倍高くなります。
また煙草と薬の関係についてですが、煙草の煙の中のある種の成分が、肝臓にある薬物を分解する酵素を活性化して、薬が早く分解されてしまうことがあります。つまり喫煙により効き目が弱まったり、効き目の持続時間が短くなるという影響をうける薬があるのです。
そして薬を飲んでいる喫煙者が禁煙すると、逆の現象、つまり薬の作用が強くなりすぎることがあります。よって、禁煙をする場合には薬の量を変える必要がある場合もありますので、禁煙をするというときでも是非医師や薬剤師に話すようにしてください。

長い間親しんでいただきましたこのコーナーも今日で最後となってしまいました。今までどうもありがとうございました。
福井県薬剤師会はこれからも皆様の暮らしと健康を支えるお手伝いをさせていただくため、日々努力してまいります。お薬のことで困ったこと、聞きたいこと、知りたいことがありましたら、なんでもお近くの薬局にご相談下さい。

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