お薬Q&A > 2007年 > 子供
お薬Q&A > 2007年 > 子供
- Q 子供が薬嫌いで困っています。粉の薬でも液体の薬でもいったんは口には入れるのですが吐きだしてしまいます。(かぜぐすりなどはシロップの味がして飲みやすいですが、何か良い方法はないでしょうか。)この場合どうしたら良いでしょうか?
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A お父さんやお母さんから「うちの子は薬が大好きで、いつもたくさん飲みすぎて困ってしまいます。」という話は、めったに聞かれません。子供さんの多くは、今回のご質問にあるように薬が嫌いではないでしょうか。
また、このようなご質問は、当院を受診されお薬を処方された子供さんのお父さんやお母さんからもよく耳にします。
そこで、粉薬や水薬を子供さんに飲ませる時の一般的な注意事項等をご紹介します。
1 最近の粉薬や水薬は、製剤技術の改良等により甘く飲みやすく作ってあるものが多いので、基本的には水や白湯で飲むことをおすすめしています。
2 今回のご質問のようにいやがって飲んでくれない時には、食べ物や飲み物に混ぜるという方法もありますが、その時には次のような注意が必要です。
(1)粉薬や水薬をミルクや母乳に混ぜると、ミルク嫌い・母乳嫌いになってしまうことがありますので、避けたほうがよいでしょう。
(2)粉薬や水薬を酸味のある食べ物や飲み物(スポーツ飲料やヨーグルト等)に混ぜると、苦味が出てしまう場合もあります。
(3)粉薬や水薬を食べ物や飲み物に混ぜる場合は、飲ませる直前に混ぜることが必要です。作り置きはしないようにして下さい。
また、小さな赤ちゃんの場合には、薬を少量の白湯で溶かしスプーンやスポイトで少しづつ口の奥に流し込んだり、数滴の白湯でお団子にしてほおの内側(口腔内)につけるという方法もよく行われています。
医師の診察の結果、いろいろな薬が処方されますが、小児用の薬には、同じ薬効でも味の違うもの(たとえば同じ系統の抗生物質製剤や抗アレルギー剤でオレンジ味・イチゴ味・バナナ味等)がありますので、子供さんの好きな味と嫌いな味を医師に伝えるのもいいかもしれません。
しかし、「薬は苦くてまずいのはあたりまえ。病気を治すためには、その苦くてまずい薬を飲むことが必要であることを子供に教え、わからせることが親の努めである。」とおっしゃる小児科の医師もいます。薬は人類が長い年月をかけて開発し、病気を治すのに役立ってきました。子供さんが嫌がって飲まない時には、飲まなければならない理由をよく説明し、我慢して飲むことを教えてあげることも必要ではないでしょうか。