お薬Q&A > 2008年 > 子供
お薬Q&A > 2008年 > 子供
- Q 3才の子供に風邪薬を飲ませようとしますがいやがってなかなか飲んでくれません。オブラートやドリンク剤以外になにか良い薬方法はないでしょうか?
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A お子さんは3才ということですが、お薬をなかなか飲んでくれないということですね。このころのこどもさんはだんだんよくわかるようになってきて、おいしくないとわかると服薬を嫌がるようになって苦労されているお母さんも多いみたいですね。さて風邪薬ということですが、かぜ症候群の際の二次感染またはその予防で処方される抗生剤のことでよろしいでしょうか?
通常、幼いこどもさんに与えるくすりはほとんどが液剤になっており、しかも大半がシロップ化されています。しかし、なかにはどうしても液剤にできないくすりもあります。またあらかじめ液剤にすると、くすりの力価(効力)効き目が低下するようなくすりもあります。
こどもさんに処方される抗生剤の場合、散剤かドライシロップ剤等の粉薬がほとんどです。こどもさんに粉薬を飲ませる方法としていちばん多く行われるのは、くすりを少量の水か白湯に入れてよくかき回し、沈殿してこないうちに飲ませてしまう方法です。幼いこどもさんなら、粉わさびを溶くように、くすりを少量の水で練ってペースト状にし、お母さんの指につけて、こどもの上あごや舌の上(少し奥のほうに)、ほおの内側などに塗りつけてあげてもよいですが、3歳にもなりますと自分で吐き出すことも考えられます。基本的にはくすりはそのまま飲ませて欲しいのですが、くすりを嫌がって飲まない場合は仕方がありません。その場合はジュース等こどもさんが普段好んでお飲みになる飲み物に混ぜて飲ませても良いでしょう。ただしジュースは酸性なので混ぜて飲ませるとくすりの種類によっては力価(効力)効き目が低下する場合があります。牛乳も種類によっては、牛乳の中のたんぱくやカルシウムと結合して吸収されにくくなることもあります。またこどもさんが牛乳嫌いになったり、混ぜた牛乳を飲み残すとくすりが十分にあたえられないことにもなります。その他としては市販の嚥下補助ゼリー状のオブラートを使うことで、くすりの苦味やにおいがおさえられ、飲みやすくすることもできます。またアイスクリームなど冷たいものと一緒に飲むと苦味がやわらぐ場合があります。
小児科の外来治療では、くすりによる治療が大切な役割を占めています。処方どおりに飲んでもらえないと、治療上大変困ります。なんとか上手に飲ませるようにしてもらいたいものです。最後になりますが「きちんとお薬を飲んでつらい病気を早く治して遊ぼうね」とかお母さんの励ましも大変大事ですので根気良く飲ませてあげてください。