お薬Q&A > 2007年 > 漢方薬・生薬・民間薬
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- Q 漢方薬についてうかがいたいと思います。私は冷え性なので漢方薬でじっくり治していけたらなと思っています。冬場だけでなく1年中手先、足先が冷えて困っています。どんな漢方薬がお勧めでしょうか?
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A まず冷え性と言う事ですが、手足の冷え以外にも、体全体が冷える人、お腹が冷える人、背中が冷える人、手足が冷えても顔がほてる人までいろいろな特徴をもった冷え性があります。また冷えの原因からも色んなタイプがあります。
今回は薬店やドラックストアでよく見かける漢方薬についてご紹介します。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)体格・体力が中等以上で、冷え性でのぼせ・肩こり・下腹部痛などの症状に用いられます。
加味逍遙散(かみしょうようさん)比較的体力が低下してる又はそれ以下の虚弱体質の人で肩こり・便秘・不安・イライラ・情緒不安定を伴う冷えのぼせの傾向が強い冷え性に用いられます。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)体質虚弱な冷え性で、冷えに伴う足や下腹部痛、耳や手足指のしもやけができたり片頭痛などがある場合に用いられます。
他にも冷え性に効果のある漢方薬がありますが、漢方薬の服用と同時に生活の中で工夫をこらして薬以外の面から治療する事も必要です。
・体を温める食材を取って体を冷やす性質のある食べ物を控える。
一般に地下部で育つ根菜類や寒い地方で育つ物には体を温める働きがあります。一方温かい季節や暖かい気候の国で育つ食品は体を冷やす性質があります。体を冷やす物を食べたい時は体を温める食べ物と組み合わせるとよいでしょう。
・食べすぎ、飲みすぎに注意する
水分や栄養の過剰摂取は老廃物や毒素が蓄積し熱の流れを邪魔する障害物となります。体にいいからといってある食材を一度にたくさん摂るのもよくないですね。
・冷えない服装をする
足を冷やさないことが大切です。指と指の間にフィットする5本指の靴下がおすすめです。また熱が逃げやすい頸周り、脇の下、へそ周り、足の付け根、足首などの要所を覆う衣服を着ましょう。ただ締め付けの強い衣服は血の巡りを悪くするので注意してください。
・適度な運動をする
筋肉を動かす事で熱を産生し、血の巡りがよくなります。くれぐれも楽しめる範囲で。
・半身浴や足浴
ぬるめのお湯につかると体の芯がジワーっと温まります。
漢方薬をいくつか上げましたが、漢方医又は漢方薬局の薬剤師に一度相談する事をお勧めします。なぜなら、漢方医が漢方薬を処方する時は症状だけでなくその人の「証」をみます。「証」とは体質・予備力・自覚症状以外の身体症状を細かく鑑定し、患者さんひとりひとりの全身状態を表しているものです。「証」と合わない漢方薬を選んでしまうとなかなか治らない所か悪化したり副作用が出てしまう可能性があります。冷えはいろいろな病気の引き金となり得ますので、是非、じっくりと根本的な治療を目指してください。