お薬Q&A > 2007年 > 漢方薬・生薬・民間薬
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- Q 風邪をよくひきますのでお薬屋さんの漢方薬を使っています。どれくらいの期間服用すると良いのでしょうか?また風邪の症状によっても使う漢方薬の種類は違うとききましたがどのようなものがあるのでしょうか?
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A 初めの質問ですが、軽い風邪ならば、1服の服用で効果があります。例えば今の季節、背中がゾクゾクして「風邪かな?」と思ったときに葛根湯を熱い湯で飲むと(もしエキス散あるいは顆粒剤であれば熱い湯に溶かして飲む事をお勧めします)、30分もしないうちに身体があたたまってきて汗が出始め、すっきりと治ってしまいます。あとで説明しますが、風邪の症状によって漢方薬の種類がありますので、今の症状にあう漢方薬を選べば、順調に回復していきます。ただ、風邪をこじらせてしまい、自分自身の抵抗力とか体力が不足してしまった場合には、そこを補うことも考えていきますので、完治するには時間がかかります。寒け、くしゃみ、鼻水、発熱、せき、全身倦怠感、ふしぶしの痛みなどの諸症状に対して、できるだけ初期のうちに治したいものです。風邪は万病のもとですからね。
後の質問ですが、風邪の症状によっての漢方薬の種類についてですが、風邪の初期についての種類を説明します。まず風に当ると軽い寒けがして、ちょっと動いただけで汗ばむ時、くしゃみ、はなみず、頭痛など、風邪の症状があらわれる時、桂枝湯(けいしとう)を使います。ゾクゾクと寒けがして、少し動いたぐらいでは汗はかかない時、風邪の症状に、肩や首の筋肉のこりを伴う時、葛根湯を使います。風邪の症状にたんが多く、くしゃみ、鼻水が多い時、小青龍湯(しょうせいりゅうとう)を使います。寒けが激しく、身体がだるく、やる気が起こらない時、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)を使います。また、身体が重だるく、下痢や悪心(おしん)、嘔吐がある、腹が痛い時、かっ香正気散(かっこうしょうきさん)を使います。
風邪の起こり初めに、熱感が強くて、のどが腫れて痛い、のどが渇いて冷たいものを飲みたい、頭が張って痛い、せきがでる時、銀翹散(ぎんぎょうさん)を使います。せきが強く呼吸が苦しい時、麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)を使います。
など風邪の初期でも症状によって、それにあう漢方薬を選んでいきます。起こり初めは、病気を治す力も充実しておりますから、適した漢方薬の服用と必ず養生も併せることでこじれることなく、まず回復していきます。しかし、こじれたときは、できるだけ早くかかりつけの病院にかかってください。
今回の質問の方は、よく風邪をひかれるということなので、風邪をひかない身体造り、抵抗力、体力をつけるということが一番肝要ではないかと思います。是非、かかりつけの薬局の薬剤師にご相談してみてはいかがでしょうか?健康も、病気も、つくるのはリスナーのあなた自身ですね。