お薬Q&A > 2007年 > 皮膚
お薬Q&A > 2007年 > 皮膚
- Q 日焼け止めクリームについて伺います。親子で一泊して海水浴とキャンプをします。私も子供達も日焼けをすると真っ赤になってしまうので日焼け対策をしなければなりません。どんな薬を使うとよいでしょうか?
-
A まず、私たちが浴びている紫外線には、波長の長いUV-A(紫外線A波)と波長の短いUV-B(紫外線B波)があります。A波は肌の奥に蓄積して、「しわ」や「たるみ」を引き起こします。B波は皮膚の表面に作用し「ほてり」「赤くなる」などの症状を引き起こし、しみや皮膚がんの原因になります。紫外線のダメージはほてりなどが引いた後も、10年後、20年後の肌に影響を及ぼすため、子供の頃からの紫外線対策が大切となります。
では、紫外線対策の1つとして日焼け止めをご紹介しましょう。日焼け止めに表示されている『PA』『SPF』は効果を表す数値です。『PA』は肌の奥まで届くA波をカットする効果で、+(プラス1)から+++(プラス3)の3段階で+が多いほど効果が高くなります。『SPF』は肌を赤くするB波をカットする効果で、SPF1で20分効果が持続することを表し、数値が上がるごとに持続時間が長くなります。また成分としては、紫外線を吸収する『紫外線吸収剤』と微粒子によって紫外線を散乱させる『紫外線散乱剤』があります。『紫外線吸収剤』は効果が高いものの有機化合物なので肌の弱い方はかぶれることがあります。お子様やアトピー性皮膚炎の方は、肌への刺激や負担が少ない『紫外線散乱剤』入りのものをお勧めします。紫外線吸収剤を使用せず、紫外線散乱剤のみで作られたものを「ノンケミカル」と表示されているものもあります。その他にも保水力の高いものやお化粧の下地としても使えるものもあります。汗をたくさんかく場合や海水浴にはウォータープルーフタイプを使うと良いでしょう。
このように、使用シーンや肌にあったものを選び、日焼け対策を正しく行い、楽しい夏休みをお過ごし下さい。