お薬Q&A > 2009年 > 目
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- Q 1日中パソコンに向かう仕事をしているせいか、目が疲れてしようがありません。目の疲れに効く薬はありますか?何か気を付けたらいいことがあれば教えてください。
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A コンピュータディスプレイを長時間見ることによる目の疲れをIT眼症といいます。
一般的な目の疲れとして、まず考えられるのは、目のピント調節などを行っている筋肉の疲労と、入ってきた視覚情報を脳に伝え、また脳で処理する際の神経の疲労の2種類が考えられますが、じつは、前者の筋肉疲労はほとんどないということが、最近の研究の結果、わかってきました。IT眼症の本体も、この神経疲労です。
脳における神経伝達には、エネルギーの基本単位ともいえるATPや、セロトニンやドパミンなどの神経伝達物質が必要不可欠ですが、長時間にわたり目を使うと、その視覚情報処理のため、それらの物質が不足してきて神経疲労となります。
そこで、IT眼症のかたは、脳の神経系が正常に機能するために必要とする亜鉛・セレン・銅などのミネラルや、ビタミンB群などの微量栄養素をバランスよく十分に摂取するよう心がけるとよいでしょう。国民健康・栄養調査によると、日本人は亜鉛や銅などの摂取量が所要量を下回っておりますので、これらの微量栄養素の補給は大変重要です。最新の栄養学に精通した薬剤師なら、サプリメントのことも含めて、「食」に関するアドバイスをしてくれると思います。一度、薬局で相談してみるとよいでしょう。
また、漢方薬では、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などの処方が頻用されていますが、これも体質によって人それぞれ違ってきますので、漢方を専門とする薬剤師に相談されるとよいでしょう。
その他に日常気をつけるべきこととしては、パソコンによる連続作業は1時間以内として、10分〜15分程度の休憩をとることがあげられます。ずっと連続して作業を続けることが重なると、休息によっても容易に回復しない病的な疲労へと発展しますから、十分に気をつけましょう。