お薬Q&A > 2008年 > 胃腸
お薬Q&A > 2008年 > 胃腸
- Q 脂っこいものを食べると胸焼けがします。お茶やお水を飲んでいますがお薬を服用しようと思います。どのような薬が、おすすめでしょうか?
-
A 食べ物がおいしい季節になったのに、胸焼けがあると困りますね。食べ過ぎ飲みすぎで胸焼けを起こす方は少なくありません。まず、胸焼けはどのように起こるのでしょうか?
一般的には酸性の胃液が食道に逆流し食道粘膜が荒れて起こるといわれています。質問のように脂っこいものを食べたあとは胃酸の分泌が活発になりなりますし、脂肪分を多くとることで食道の筋肉を緩めるホルモンが分泌されるために逆流しやすくなります。
酸を中和すればほとんどの場合症状がおさまるので、まずは胃酸の分泌を抑えることが有効な手段だといえます。
お薬を服用しようとお考えであれば、市販の胃腸薬の中には、胃酸を中和する薬、胃の粘膜を保護する薬、胃酸の分泌を抑える成分(H2ブロッカー)を配合した胃腸薬等があります。最近よく耳にするH2ブロッカーとは胃酸の分泌する作用を遮断して、分泌を抑制するので胃酸による胃痛・胸焼けといった症状の改善に対してよく効くといわれています。しかしだからといって漫然と飲み続けると重篤な病気を隠してしまうこともあります。H2ブロッカーで3日間、ほかの胃薬では5日から1週間を目安として、症状が改善しなければ医療機関への受診をお勧めします。また、現在飲まれているお薬によっては、そのおくすりの効き目に影響する場合もありますので、たかが胃薬と簡単に考えず、お薬を購入する際には必ず薬剤師にご相談下さい。
また近年注目されているのはNERD(非びらん性胃食道逆流症)という症状です。胸焼けの症状があるのに胃カメラでは異常がみつからないというケースがあります。胸焼けがあると訴える患者さまの60〜70%がこのタイプだと考えられています。
一時的なものなら心配いらないと思いますが、たかが胸焼け胃もたれと考えず、長引くようでしたら病院にいって一度ドクターに相談してみるのもいいかもしれません。