社団法人 福井県薬剤師会 FUKUI PHARMACEUTICAL ASSOCIATION

福井県薬剤師会は、県民の健康と福利増進のために働く薬剤師の職能団体です。



お薬Q&A > 2006年 > 腰痛・筋肉痛・体の痛み

カプセルくん

お薬Q&A > 2006年 > 腰痛・筋肉痛・体の痛み

Q 朝起きるとふくらはぎがだるいんです。夏頃までは、お風呂に入ったり軽く自分でマッサージをすればだいぶ楽になったのですが、最近は、そのようにしてもだるさがとれません。運動不足のせいかなとも思いますが、こんな時、湿布や筋肉の疲労をとるスプレーなどを使おうかなと思いますが良きアドバイスをお願いします。
ヤクタイくん A 「ふくらはぎがだるい」という症状ですが、原因は幾つか考えられると思います。年齢や性別、病歴、服用薬剤などの状況でも変わってくると思われます。
この情報の中でのポイントは4つです。「朝」「夏」「お風呂」「マッサージ」です。これらのことに共通しているのは、「体温」「気温」「保温」「血液循環」ではないでしょうか。つまり、この方のふくらはぎのだるさの原因は、気温の低下や体温の低下に伴い血液循環が悪くなり、筋肉に疲労物質の停滞や酸素不足、栄養不足が起こり、だるいと言う症状が表れると考えられます。そのために、お風呂に入ったりマッサージを行うことで血行が改善されると症状が緩和されるという訳です。ちなみに、最近はだるさがとれないのは、気温が下がってきていることが原因ではないかと思われます。ここでお薬のことを考えてみましょう。冷湿布や筋肉疲労をとるスプレーの薬効は、筋肉を使いすぎたための「炎症による熱」を取ることです。この方の状態で冷湿布や筋肉疲労をとるスプレーを利用されますと、血流が悪いところに更に熱を奪ってしまい、血液循環が益々悪くなり、症状が悪化することが予想されます。そこでおすすめのお薬としては、血液循環を改善させるお薬が適当だと考えられます。例えば、貼るお薬では温湿布がおすすめです。塗り薬でも擦り込むタイプの血行促進剤なども良いでしょう。また、内服薬であれば、ビタミンE剤や漢方薬なども効果的ではないでしょうか。養生法としては、ふくらはぎの血行を良い状態に維持するためにも、適度な筋肉が必要となりますので、踏み台昇降やかかと上げ運動など、ふくらはぎが少し痛くなるような運動を取り入れられることをおすすめします。
また、ふくらはぎがだるいという症状では、血液循環が悪いこと以外の原因も考えられます。例えば、足がむくむような方は、心臓や腎臓に何らかの異常があることが考えられます。そのような場合は専門のお医者さんに一度ご相談されることをおすすめします。また、「コレステロールが高い方」や「胃潰瘍や胃炎の方」、「気管支喘息の方」、「痛風の方」、「慢性的な痛みがある方」が服用されるお薬などに、横紋筋融解症という筋肉が溶けてしまう副作用がございますので、服用されているお薬などにそのようなお薬が含まれていないかどうか、お近くのかかりつけ薬局の薬剤師さんにご相談になることも大切です。今回のご質問内容からすると、病気やお薬の影響ではなさそうですが、症状が長期にわたる場合は決して自己判断せずに医療機関にご相談になることが肝要です。

学校薬剤師会

「かかりつけ」は基準薬局まで
基準薬局
基準薬局はこの看板が目印です

RSS 1.0 Atom 1.0

0.05 sec