お薬Q&A > 2008年 > 風邪
お薬Q&A > 2008年 > 風邪
- Q 風邪をひいて風邪薬を飲む時にドリンク剤といっしょに飲むと薬の効き目が良くなると聞いたことがありますがそれは、本当ですがそれとも危険な事でしょうか?教えてください。
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A 風邪をひいた時は栄養補給が大切です。私が学生時代に風邪をひくと、よく母親が、風邪薬と栄養ドリンクを一緒に飲むようにと渡されたことを思い出します。風邪で体力が低下し、栄養ドリンクを飲むことで元気付ける、とても理にかなった方法に感じます。しかし、風邪薬と栄養ドリンクをいっしょに飲むことは、必ずしもお勧めできるものではありません。
栄養ドリンクには、ほとんどの商品に『カフェイン』という成分が入っています。この『カフェイン』の作用は、眠気をとったり、体のだるさをとったり、頭痛を和らげたりという作用があります。栄養ドリンクを飲むことで、一時的に元気になる(だるさがとれる)と感じるのは、この『カフェイン』の効果とも考えられます。
また、病院でもらう風邪薬や、市販されている風邪薬にも、このカフェインが含まれていることが多く、風邪薬を栄養ドリンクでのむとカフェインを多く摂取することになり、眠気がさめ、だるさもとれて、薬の効き目が良くなると感じたのかもしれません。
しかし、ここで注意したいのが、風邪薬の成分と、栄養ドリンクの成分がどのように影響しあうかということになります。たとえば2種類以上の薬をのむ場合、それぞれの薬が、それぞれの薬の効き目にどのように影響するか、作用を強めたり、逆に弱めたり、または副作用が起こる原因となったり、さまざまな注意が必要になります。これは、風邪薬と栄養ドリンクについても同じことが言えます。カフェインの過剰摂取で個人差はありますが、「不整脈」「めまい」「不眠」などの副作用が現れることも考えられます(高齢者は生理機能が低下しており、特に注意が必要です)。
最後になりますが、本来の薬の有効性・安全性を保つために、薬は水でのむことをお勧めいたします。また、薬と少しずらして栄養ドリンクを飲むという考え方もありますが、それだけでは風邪薬と栄養ドリンクの影響をさけたことにはなりません。風邪で体調が悪いときには、食事で栄養を摂り、十分な睡眠をすることを心がけ、必要に応じ、症状に合った薬をのみましょう。